NEDO委託事業「エネルギー・環境新技術先導プログラム」の下で、一般財団法人マイクロマシンセンター、株式会社デンソーおよび国立大学法人東京大学の産学連携チームが提案した「究極の省エネを実現する「完全自動化」自動車に不可欠な革新認識システムの研究開発」の先導研究が始動します。

　このNEDO公募事業は、我が国がエネルギー・環境分野の中長期的な課題を解決していくために、原則2030年以降の実用化を見据えた必要となる技術シーズ、特に既存技術の延長とは異なる飛躍的なエネルギー効率の向上や低炭素社会の実現に資する有望な技術の原石を発掘し、将来の国家プロジェクトに繋げて行くことを目的としています。

産学連携チーム

　「完全自動化」自動車に不可欠な革新認識システムの先導研究においては、未来の交通システム（究極の省エネ、快適な移動空間の実現）に向け、自動車の完全自動化を実現すべく革新的な認識システムを目指すもので、そのコアとなる（１）厳密な自車位置、（２）人間を超えた周囲環境の把握、（３）認識アルゴリズムの三つの未踏認識技術の実現性の確保に挑戦することとしております。

　今後、この産学連携チームが研究体を構築し、2015度から２年間に亘り先導研究を進めていくことになります。（2015年4月）